※この記事は、樋口 修 メールマガジン【親の認知症とその介護】をバックナンバーとしてブログに掲載している物です。
樋口です。
先日、施設の事務所で仕事をしていたら、
携帯のメール着信音が鳴りっぱなしの状態に・・・
「何が起きているんだ・・・」
と、確認すると、全て母からのメールでした。。。
その内容は、
「今日、遅くなりますか?」
「今日、遅くなりそうですか?」
「今日、申し訳ないけど、帰りにパン買ってきて」
「今日、悪いけど帰りにパンとコーヒー牛乳買ってきて下さい。」
「帰りに洗剤買ってきて、申し訳ないね。」
「洗剤と柔軟剤がなくなったから、帰りに買ってきてくれる?」
「今日、夜勤ですか?」 ・・・・・
と、まぁ、こんな内容のメールが延々と続く、続く。
上の内容例は、単文で、句読点をつけていますが、
母からのメールは、句読点いっさい無しで、時折、複合技も・・^^;;
例えば、こんな感じ、
「今日遅くなりそうですか申し訳ないけど帰りにパンとコーヒー牛買ってきて下さいちょっと腰が痛くてすまないがお願いします」
コーヒー牛乳はコーヒー牛だし、、、思わず、
「ちょっとコーヒー牛を買うのは難しいです・・」
と、返信してみたくなったり。(笑)
うちの母は、去年、米寿を迎えた88歳。
ちなみに米寿って、
米という字をくずすと八十八と読めることから由来しています。
で、88歳のおばあちゃんが、携帯でメールを送ってこれるって
句読点がなかろうが、字が抜けていようが、
逆に、携帯をタップしたり、漢字には変換出来ていたりするわけで、
これって凄い事じゃないですか?
自分の頭で文を考え、指先を使って文字を入力していく、
適度な携帯電話の利用は、脳トレにもなります。
今回、なぜ母が私にメールを頻繁に送ってくるようになったのか・・・?
これは明らかにコミュニケーション不足。
実際、毎朝、だいたいの帰宅時間を伝えたり、
ふたりで不足しているものを確認して、
「今日、帰りに○○買ってくるね~」と、伝えるだけで、
メールが送られてくる回数は激減しました。
つまり、不安を取り除くためにもコミュニケーションをしっかり取って
安心感を与えることが重要です!
今では、時々、私から意図的に母へメールを送り、
メールで回答してもらうといった脳トレ利用もしています。
親御さんと別居だったり、仕事などで生活時間にズレがあったりして
なかなか難しい環境だったとしても、短い時間でも構わないので、
コミュニケーションを取り、安心させてあげて下さい!
編┃集┃後┃記┃
━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日午前中に、車の買い替えのため、
市役所で印鑑証明、警察署で自動車保管場所証明書
の手続きをしてきたのですが、
市役所も警察署も窓口の方の対応が、
めちゃくちゃ親切、丁寧!
イメージ的に「お役所仕事」なんて言われたり、
上から物言われるみたいなところって
あったりする方、多いかもしれないけど、
親切、丁寧、加えて笑顔!
大事ですね。
おかげ様で、1日、気持ち良く過ごせました!^^
以下にメールアドレスを入力しお申し込みください
ヤングケアラーとは? 問題となっている現状と支援について
認知症 独り言から入浴拒否
認知症による独語 原因と対応方法は
握手の効果って凄いんです!
ショウじぃちゃんの誕生日
[…] ※メルマガバックナンバー タイトル「携帯のメール着信音が止まらない・・・」参照 […]