※この記事は、樋口修 メールマガジン【親の認知症とその介護】をバックナンバーとしてブログに掲載している物です。
こんにちは、樋口です。
バイタルサインとは・・の2回目は「体温」についてです。
「んん・・風邪ひいたかな?」
と思った時、まず体温を測る方、多いですよね。
体温が変化するということは、
身体の中で何らかの異常が起きている可能性があります。
一般的には、36℃~37℃とされており、
この36〜37℃が、身体の中の細胞を効率的に働かせる体温と言われています。
ただし、性別や年齢、食事や運動量といった個人差がありますし、
また、体温を測定する時間でも違いがあり、
早朝は低め、夕方にかけて上がってくるという性質があります。
1. 体温計を45度くらいの角度で脇の中央に差し込む。
2. 差し込んだら、体温計の先端を脇の中央部に密着させる。
最近では新型コロナウィルス感染拡大のためか、非接触体温計が売れているそうです。
非接触体温計は、肌に直接触れず、素早く検温できるのですが、
物によっては、室内の温度が影響したりするものもありますので、
取扱注意といったところでしょうか。。。
熱が上がっている時は、身体のどこかに感染症があるケースが多いです。
感染症とは、
ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、
発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。
今や耳にしない日がない新型コロナウイルス感染症、
インフルエンザ、ノロウイルス、はしか等、
様々な感染症があります。
また、癌などのような疾患からの発熱、
身体内の出血による発熱などがあります。
熱が低い時の原因としては、寒い場所に長時間いた場合とか、
これってニュースなどで、山岳事故で低体温症になり・・・
と、報道され、命にかかわる症状ですよね。
そこまで深刻ではないにせよ、体温が35℃台は、低体温と考えられています。
あと、お酒の飲みすぎで体温が下がることもありますので、ご注意下さいませ。
また、意外と誤解されている方が多いのですが、
冷え性と体温は関係ありません。
手足が冷たい、お腹が冷えている、といったことは、
冷えていることに不快、苦痛を感じている状態で、
冷え性 = 低体温 とは、なりません。
むしろ冷え性は、自律神経のバランスが悪い可能性が高いです。
特に高齢者は注意が必要です。
気温が高い時や、布団や着衣が熱を逃しにくくしている場合、
熱がこもって体温が上昇します。
これ、熱中症の状態になってしまいますので、
布団や衣服を調整したり、一定時間おきに体位交換したり、
部屋の換気をするなどして予防しましょう。
体温も日頃から測るようにして、
自分の平熱を把握しておくことが大切です。
ここを押さえておけば、体温に変化があった際に
早期対応が可能となりますからね!
次回は、「血圧」についてご説明します。
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