ヤングケアラーとは? 問題となっている現状と支援について

目安時間 7分

こんにちは。

樋口です。

 

親が病気や事故で介護が必要となった際、

未成年者が介護者になるケースは十分考えられます。

 

しかし、そこには大きな問題があります。

 

今回は「ヤングケアラー」に関して解説します。

 

ヤングケアラーとは

 

ヤングケアラーとは、

 

家族にケアを要する人がいる場合に、

大人が担うようなケア責任を引き受け、

家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどをおこなっている、

18 歳未満の子ども

 

と定義されています。

ヤングケアラーの現状

 

女性の社会進出が進む中、晩婚化も同時進行し

高齢出産される方も増えています。

 

2022年4月より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられますが、

高齢出産により子供が成年する前に、親が要介護となるケースも増えてきているのです。

 

またシングルマザー、シングルファザーの増加は、

子供が必然的に親のケアーを行わなければならない環境下となりますし、
大家族の場合でも両親が共働き世帯では、祖父母の介護を子供が担う事も考えられます。

 

 

18歳以下の子供達がヤングケアラーとして、家事や介護を負う事になれば、

 

学業に時間を割く事が出来ず、学力への悪影響を及ぼす可能性や、

部活動や友達との時間を奪われる事で、交友関係が築けず孤独を感じてしまう。

さらに介護負担により、進路さえも制限されてしまう事も。。。

 

 

ヤングケアラー先進国イギリスの支援方法

 

イギリスでは、18歳未満を「ヤングケアラー」

18歳以上24歳位までを「ヤングアダルトケアラー」としています。

 

1995年に「ケアラー法」を制定し、2014年にはヤングケアラーへの支援策として

教育支援、就労支援、そして財政面での援助も加えられました。

 

イギリスの学校では、放課後にヤングケアラーの生徒達と担当教員、

地域のボランティア、さらにNPO等の支援団体が参加し、

交流と情報交換の場が提供されています。

 

日本では・・・

 

2021年3月に文部科学省と厚生労働省が発表した

「ヤングケアラーの実態に関する調査結果」によれば、

中学2年生の約17人に1人がヤングケアラーという結果でした。

 

しかし、自身がヤングケアラーだと自覚している生徒は約2%、

分からないと回答した中学2年生は12.5%おり、

さらにヤングケアラーという言葉自体知らない、聞いた事がない

と答えた生徒は8割にも上っています。

 

つまり、ヤングケアラーという自覚がないまま介護負担を担い、

助けを求める事も出来ない子供達が多くいると推測されます。

 

 

また、日本では2010年に「日本ケアラー連盟」が創設され、

この「日本ケアラー連盟」が実施したヤングケアラー問題の調査では、

学校教員が生徒の介護負担に気付いた理由で最も多かったのが、

 

「本人からの話」

 

このことからも、いかに相談出来る場所、相談出来る人が重要かという事です。

 

家族の介護はプライバシーの部分も大きく占めるので、

話しにくい、相談しにくいという面があることでしょう。

 

そこをヤングケアラーの子供達が越えて来るには、

信頼出来る大人がそこにいる必要があるのです。

 

ヤングケアラー問題は、その子供達の人生にまで大きく影響を及ぼす

重大な問題です。

 

法的な経済支援を整備しつつ、

我々大人が信頼され、何が出来るのか・・・

 

一人一人が考えていかなければならない、

と思うのです。

 

 

 

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編┃集┃後┃記┃
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今回取り上げた「ヤングケアラー問題」

 

うちの施設の一部をコミュティーの場として提供出来ないだろうか?

 

ヤングケアラーと介護職員の交流っていいんじゃないかな?

 

子供達の勉強や部活動の時間を作るために

たとえ施設定員が満員でも、臨時として施設の一時利用って

可能に出来ないだろか?

 

などなど、いろいろ考える事はあるのですが、

この問題は、国や県、市区町村の柔軟な対応も必要だと思うんですよ。

 

 

子供達の将来もかかっているのですから。。。

 

 

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