施設ご利用者の誕生日と認知症による見当識障害

目安時間 9分

こんにちは、樋口です。

 

私が管理者として勤務する小規模多機能型居宅介護施設

 

「ファミリーケア浜須賀」では、ご利用者のお誕生日には

 

必ず、15時のおやつタイムに、お誕生日会を開き、

 

ご利用者、職員全員でお祝いをさせて頂いています。

 

ご自身の年齢が・・・

 

施設でのお誕生日会の様子は、

過去にアップしております。

宜しかったらご覧になって下さい。

 

⇒ 「介護施設で祝う誕生日が最高だった・・」

 

はい、私の母(要介護1)も誕生日にお祝いして頂きました。

 

 

もちろん、母だけではなく、

施設ご利用者全員、誕生日にはお祝いをさせて頂きます。

 

余談ではありますが、うちは職員の誕生日も

朝のカンファレンス時に、ささやかなプレゼントとともに

お祝いさせて頂いてます。

 

 

さて、ご利用者の誕生日に、ご本人に、

 

「おいくつになられましたか~?」

 

とお聞きすると、ほぼ全員のご利用者が

実年齢より若くなられます。^^

 

うちの最高齢のご利用者は、102歳。

まだご自身で歩行器を使用し歩かれ、

食事は完食、排泄介助も必要なく、

コミュニケーションも全く問題ありません。

 

ただ入浴時に必ず、

 

「来年でとうとう100歳だよ~」

 

と笑顔でおっしゃります。

 

そう、ここ数年、99歳で年齢が止まっています。

 

 

このご利用者に限らず、多くの方が

実年齢より若くお答えになるのです。

 

うちの母も、「来年は90歳だね~」と話すと、

 

「え~、90になる~~??」

 

と、驚いたように答えます。

 

認知症による見当識障害とは

 

まず見当識とは何かというと、

自分の今の状況を認識する能力です。

 

今日は何月何日か、といった「時間」に対する見当識。

 

今、自分がいる所は、といった「場所」に対する見当識。

 

この人は誰、といった「人」に対する見当識などがあります。

 

 

見当識障害は、これらの事が正確に認識出来なくなる症状で、

アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症の方によく見られます。

 

認知症の代表的な症状として「物忘れ」がありますが、

誰でも加齢による物忘れはあります。

 

物忘れがあったとしても、上記の「時間」「場所」「人」の見当識がしっかりあれば

それは認知症ではなく、老化による可能性が高いと判断出来ます。

 

逆に見当識にはっきりとしない部分が出てきているならば、

認知症では?と疑う必要性があると言えるでしょう。

 

見当識障害の症状は・・・

 

見当識障害は環境の変化の影響が大きいとされています。

例えば、引越しとか長期入院とかですね。

 

そして一般的には、「時間」「場所」「人」の順で進行すると言われています。

 

初期症状の「時間」では、日付や時間を間違える事が起こりますが、

これは健常者でもあることですよね。

但し、見当識障害では、今が何月なのかも分からない・・という事が起こります。

 

上記した自分の年齢が分からない、聞かれると実年齢より若い年齢を答えるのも

見当識障害の一端と言えます。

 

「時間」の次に認識出来なくなってくる「場所」は、

自分がどこにいるのか分からなくなり、外出時、迷って自宅に戻れない、

自宅でも部屋やトイレを間違えるといった事が起こります。

 

さらに進行すると「人」を間違える事が多くなっていきます。

親戚や友人を間違えてしまったり、孫を自分の子供と間違えたりといった事が起きてきます。

 

対応方法は・・・

 

家族が見当識障害になってしまったら・・・

 

例えば、約束したという時間の感覚がなく、自分がどこにいるのか、

今、目の前で話しているのが誰なのか分からない状態であれば、

ご本人はとても不安で困惑している状態ということです。

 

その方に、怒ったり責めたりすることは、

余計に混乱と興奮を招くだけで、何の解決にもなりません。

 

まず、あなたが冷静になって対応することです。

 

 

ファミリーケア浜須賀では、例えば午前のレクリエーション時には、まず、

 

「今日は何年何月何日ですか~?」

 

と、ご利用者皆さんにお聞きします。

 

昼食前には、

 

「はい、もうすぐお昼ご飯です。美味しく食べられるようにお口の体操しましょう~」

 

とか、時間の感覚を持って頂くようにしています。

 

また今はコロナ禍で、制限せざるを得ないのですが、

施設内に閉じこもっているだけではなく、

散歩なども気分転換と脳への刺激にもなります。

 

 

是非、冷静に寄り添ったフォロー、介護をしていきましょう!

 

 

 

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編┃集┃後┃記┃
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見当識障害とはいえ、誕生日に自分の年齢を若く言われるのは、

 

ちょっと「可愛らしい・・」とか思っちゃいます。

 

人生の先輩方に、”可愛らしい” とか失礼ではあるのですが。。。

 

 

でね、施設でお誕生日会を開催すると、

 

ご本人はもちろんですが、皆さん、にこやかな良い表情されるんですよ。

 

あと普段あまり積極的に言葉を発するタイプではない方が、

 

お誕生日会で自ら皆さんにお礼のスピーチをされたり!

 

お誕生日会に限らず、お祝い事とか、自ずと楽しい穏やかな状況って、

 

色々と新たな発見が出来るタイミングでもあります。

 

コロナ禍で色々と制限されたりですが、

 

そういう場面を多く作っていくことは、良い介護にもつながると思うんです。

 

もちろん、その方に寄り添いながらですよ!^^

 

 

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