※この記事は、樋口 修 メールマガジン【親の認知症とその介護】をバックナンバーとしてブログに掲載している物です。
母が要介護1と認定された・・・
樋口です。
母が要介護1と認定されたのは、2011年。
今から約10年前。
いやぁー、10年も経っているんだ・・って感じ。
専業主婦で、「掃除が趣味なの?」と聞きたくなるほどのきれい好
息子の私が言うのもなんですが、料理も凄く上手な人でしたが・・
父とも仲が良く、ほぼ毎日のようにふたりで散歩したり、
買い物に行ったりしてましたが、父が心筋梗塞で2003年に他界
菩提寺が福岡県だったことと、
一番親しかった実妹が長崎県にいたこともあり、
「長崎に行きたい」
と言われ・・・
これ、息子としては、なんか全然頼りにされていないって感じで、
結構ショックでしたね。
羽田空港まで車で送り、
飛行機に搭乗する母の後姿を見ているうちに涙が溢れ、
帰りは運転しながら号泣。
母に何もしてあげられなかった・・という想いでいっぱいでした。
母は長崎で一人暮らしを始め、
時には妹と日帰りで墓参りに行ったり、
妹の息子達が車で色々な所に連れて行ってくれたり、
近所にも友達が出来て何人かで毎日ウォーキングしたりと、
元気に暮らしていたようで、
私もお盆と年末年始は長崎に行き、
母の姿をみて安心していました。
しかし、母の一人暮らしが4年目を迎えた頃から、
「夜一人で寝ていると不安になる・・・」
「すぐに疲れて、お父さんのお墓参りにもなかなか行けなくなって
といった電話が日に日に増えてきたのです。
私は、
「父さんの命日には、必ず福岡に連れて行くから、帰ってくれば・
と、母からの電話を受ける度に説得し、一緒に生活することになり
母との生活が始まり、最初の頃は、私が仕事に出ている間は、
掃除、洗濯、買い物、そして夕飯を作って待っていてくれたりと、
私からすれば今までの母と何ら変わったことはなく、
唯一、
物忘れがちょっと増えたかな・・
という思いも、まぁ歳相応だろうと、
当時は、認知症の事など全く考えていなかったのです。
しかし、徐々に母の生活が変わっていきました。
母の生活の変化は、
・着替える事なく1日中パジャマで過ごしている。
・パジャマだから家から1歩も出ない。
・家ではテレビを見ているか寝ているかのどちらかといった感じ。
・掃除、洗濯、料理を全くしなくなった。
そして、明らかに短期記憶障害と思われる言動、行動が増えてきま
短期記憶障害とは、例えば、
今日が何月何日か分からなかったり、
物をどこに置いたか分からなくなり常に物を探していたり、
何度も同じ事を聞いたりといった症状が見られます。
認知症の初期は、直近の記憶から失われていき、
徐々に思い出せない事が増えていきます。
今回の母の例でいえば、
・夫の存在がなくなってしまった。
・住み慣れた町、家から遠方に引越し、一人暮らしを始めた。
・再度引越しし、私との生活が始まった。
と、大きな環境の変化が続き、不安と混乱を招いたことが
認知症を進行させた要因といえるでしょう。
では、認知症初期の短期記憶障害にはどのように対応したらいいか
今回、ちょっと長くなったので、次回のメルマガで詳しくお伝えし
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
今日も笑顔で素敵な1日を♪♪
私の住む神奈川は、このところ良い天気が続いています。
外に出てリフレッシュしたいところですが、
不要不急の外出は・・・
新型コロナウイルスの感染者数が徐々に減少してきたり、
ワクチンのニュースもマスコミに取り上げられてきていますが、
手洗いやうがい等、出来る事はしっかりやっていきましょうー
新型コロナウイルスを正しく恐れ、乗り越えていきましょうね!
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