認知症と間違えられやすい病気

目安時間 4分

「認知症ではなかった・・・」

 

以前NHKが行った、認知症専門医への調査で、この調査に回答した531人の専門医の約8割が、

 

「認知症ではなかったケースがある」 と回答しています。

 

認知症ではないのに、認知症と診断されていた・・・認知症と間違えられやすい病気には、

「うつ病」「てんかん」「正常圧水頭症」「慢性硬膜下血腫」の4つがあります。

うつ病

高齢者のうつ病の場合、意欲の低下や自宅に引きこもりがちになったりすることから認知症と間違われてしまるケースが多くあります。

 

また、認知症の症状である記憶障害は、うつ病でも集中力が低下することで物事を覚えられなくなる症状があります。

但し、うつ病では記憶力低下に悩むことが多いのに対して、認知症では物忘れを否定する傾向が多いといった違いがあります。

 

うつ病の治療によって認知症に似た症状が改善されることは多々あります。

てんかん

高齢者のてんかんでは、けいれんを伴わない発作が多く、てんかんと気づかないケースがあります。

 

けいれんを伴わない発作症状では、一時的な意識消失、目の焦点が合わない、発作が起きている間の記憶がないことが多く、このため認知症の症状と間違われやすいのです。

 

抗てんかん薬などで治療することで症状は改善されます。

正常圧水頭症

正常圧水頭症は、頭部外傷やくも膜下出血、髄膜炎などが原因となり、脳に髄液がたまり脳を圧迫することで認知症のような症状が現れます。

 

特徴的な症状としては、非常に小股で歩く、Uターンがスムースに出来ないといった歩行障害と尿失禁等が見られます。

 

正常圧水頭症は、手術で髄液が適切に流れ脳の圧迫が解消されることで、認知症に似た症状は劇的に改善される事が多いといわれています。

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫は、頭部外傷により脳内の血管が切れ、脳に徐々に血液がたまることで起こります。

転倒して床に頭をぶつけた、落とした物を拾おうとしてテーブルに頭をぶつけた等、軽い外傷でも起こりうる病気です。

 

症状は時間、場所が分からなくなる見当識障害、理解力や注意力の低下などの症状がゆっくりと現れてくるため認知症と間違われやすいのです。

 

MRIやCT等、画像診断を受け、手術によって血腫を取り除くことで劇的に症状が改善される事も多いので、早期受診が大切です。

早期診断、早期治療

認知症の症状では・・・と決めつけず、先ずは適切な検査を受けましょう。

上記4つの病気は、早期診断、早期治療で改善されることが多いのですから!

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